土曜日、河川敷のコートで練習

風が強い
コートサイドに止めた自転車が突風でフツーに倒れる
度重なるものだからもう倒れたままにしておく

風は川下から吹く
わたしは西側の風上側に陣取る

風下のごうせんは手抜きなく打ってくるのがわかる
そしてそれでちょうどよくボールは飛んでくる

動かずにフォアで打てる球の時はコントロールだけ考える
少し走らされたときは深く返すように
ぎりぎりの時はしっかりしたロブになるように

実はわたしだってトップスピンの球が打ちたい
でもイースタングリップのおばさんに可能か
ごうせんはもちろん
今のままでいい、必要な時は中ロブを打てばいいから
って相手にしてはくれない


でも時々それでも少しはスピンのかかったのを打てないかなって工夫してみる
大きく変えると変なことするなって怒鳴られると思うのでちょっとだけ
でもうまくいかない
たいていは見事にすっとんで行く

あーぁ　あれがコートに収まる日は来るのかね
やっぱムボーかね　やめよう　いややっぱり
チャレンジ　　の繰り返し

であるとき気づいた
スピンを打ちたいとき　握りが厚い
トップスピンを求めて勝手にそうなってる
えらいなー
いや、いかんいかん
普通のフラットドライブが行方不明になっちゃう、
未完成なのに


突然ごうせんがサイドチェンジ要求
わたしは風下から
おぉっ、全然返らない
必死で打ってサービスラインまでしか行かない

どーする

こういうときは脱力で
力を抜きながら倍速で飛んでくるボールに対して
早めにスタンバイ
インパクトで押し出して振り切る
これしかない、うまくいった

さすがに半袖だと汗はかかないわね